007ムーミン谷


この間、ムーミン谷に行ってきました。

・・・って別にメルヘンな痛い夢の話をしているのではありません。ムーミンのテーマパークがあるのは、フィンランド以外では日本が唯一で、埼玉県飯能市にあります。ムーミンの世界は意外と近いのです(笑)。

ムーミンは小さい頃テレビでよく見ていたのですが、話はほとんど覚えておらす、「パルナス」のお菓子のCMで流れていた音楽のせいなのか、何か物悲しいイメージが残るのみ(世代が分かる話題)。

でもムーミン好きです!正しくはムーミンよりもミイが好きです。昔はスナフキンが好きだったのですが、今、例えば仕事でスナフキンと出会うことがあっても、たぶん好きにならないだろうなぁ・・・と思う今日この頃です(笑)。

理由:現代社会に適応できなさそうだから。

じゃん!ムーミンハウスです。

これはオブジェではなくて、中に入れます。

ロフトもありました。ロフトはムーミンパパが使っている空間だそうです。このロフトは階として含まれる形状と思われます。ムーミンハウスは地下1階が倉庫になっていて、地上部分は4階(4階部分はロフト)の建物とお見受けしました。

階段には竪穴区画がありませんでした。ムーミンハウスのあたりは法第22条区域で、防火地域等による耐火要件はありませんので、おそらく準耐ロ-2の構造で建築されていると思われます。もしくはその他建築物かもしれません。(お話のムーミンの世界には「法第22条区域」など無いでしょうが)

ムーミンハウスは人が入って見学するのですから、建築物にあたると思いますが、用途はなんなのでしょうね。建物全体が鑑賞の対象となっている展示物・・・まさか「住宅」なんてことはないだろう(笑)。

令第112条では階数が3以下で延べ面積が200㎡以下でしたら竪穴区画なくてもよい、なんてのもありますが、そもそも階数が超えてるし、この緩和は住宅の場合なので、今回は関係ない。

あれ、これはムーミンのお家なのか?

いやいや、ムーミンは人間じゃないし、日本の建築基準法の及ばない世界に住んでいるんだし…と、ファンタジーと現実がややこしくなっています(笑)。ムーミンのおウチが建っている所には建築基準法など無いでしょうが、おウチをを再現している飯能市は日本の法律が及ぶ世界。

そう、ムーミンの世界ではそんな法律存在しない。実はムーミンたちは妖精みたいなもので、スナフキンもミイも人間じゃないって知ってました?!

今回のムーミン谷の旅でいろいろ知った豆知識がありまして、ムーミンハウスはムーミンパパが造った、とか、中でも私が一番驚いた豆知識は、スナフキンとミイは異父姉弟ということです!

マジか!

しかもミイの方がスナフキンよりお姉さん。

え、異父姉弟ってどういうことだ。ムーミン世界にもドロドロした愛憎ドラマがあるのかな?と思ったりしましたが、ムーミン谷の常識と人間界の常識は違うのかもしれません。

おさびし山の方に歩いてくと、こんなのが出現(ヘムレンさんの遊園地)。これはきっと遊具?というか、アスレチックの一部分だと思った次第。生きている樹々がうまく組み合わされています。あのおウチっぽい所に行ってみたかったのですが、子どもの同伴じゃない大人は入ったらダメ、と注意されました(汗)。しっぱいしっぱい。

灯台もありました。あっ、この灯台のお話知ってる。ムーミン一家が灯台守として住むお話があったと思う。

そういえばあまり考えたことなかったですが、灯台ってなんなのでしょう。土木工作物?でもムーミン一家が住んでしまったらそれは建築物なのでしょうか。現実世界の話としては、中には入れなかったので、多分オブジェ(工作物)でしょうかね(笑)。

お話の世界が自然と溶け合っていて、ムーミン谷に入り込んだような気分。湖がいい感じで気持ちいいです。

ハラハラ・ドキドキといったものはありませんが、穏やかなお散歩が楽しめました。

ムーミンバレーパークは、メッツァビレッジという施設(というか公園?)の中にあります。

メッツァはフィンランド語で“森”という意味で、メッツァビレッジに足を踏み入れると、なんだか周りの景色が全て北欧っぽく見えてきて、とても素敵なところでした。

ムーミンの世界や北欧が好きな人にはおすすめです。

(K.T)